セレーナはルーカスと思いが通じ合い、より一層花嫁修業に勤しんだ

どうやらこの花嫁修業は婚前の私がまたお転婆をやらかし怪我した事でグラファイト王が婚約を破棄するように言いつけたらしいのだが、ルーカスはそれを拒否し、一ヶ月間グラファイトで花嫁修業をさせ、国王に必ず認めてもらうと言ったのであった


日中は花嫁修業を

夜はルーカスと共に過ごした

侍女のライラ、そして執事のクリストフは2人はセレーナとルーカスのあまりの仲の良さに手を焼いていた
というのも、、、

「セレーナ様、ルーカス様と仲のよろしい事は私も嬉しいのですが、くれぐれも一線を超えないようお気をつけくださいませ!」

「わかってるわ、ライラ」

「ルーカス様も、今はセレーナ様を我がグラファイト王国でお預かりしている身なんですから、順序を間違いませぬよう、、、これ以上国王陛下を怒らせませんように」

「ああ、分かっている。
そうだ、セレーナ、明日は2人で街を見に行こう」

「まぁ、楽しみですわ」

この2人、夜の心配に加え、2人きりでグラファイト王国を散策しては民と交流し、周りの従者が手に負えなくなっているのであった