夏休みに入る前日。

いつも通りに、結と一緒に登校し、教室に入るつもりだった。

けれど、いつもと違のは、下駄箱に手紙が入っていたこと…

「あれ?」

結の手には一通の手紙、野村 結さまへと書かれていた。

「何それ。」

結は手紙を開けると

「ラブレターかな?」

困ったように答える。