会長が私の耳元で囁いてから、あの声が頭から離れない。
明日会ったらどんな顔したらいいかな……。
堂々としてたらいい?
特別な人として認めてくれたんだよね。
私の意識は夢の中に入っていった。
※※※※※※※※
朝、いつもの電車に乗った。
あと5駅で会長がくる。
1人だと退屈だからずっとケータイを触っていた。
「次○○です。お降りの方はお忘れ物がございませんよう足元に十分お気をつけてお降りください。お出口は左側です」
あ……会長が乗ってくる駅だ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…