さっ。部室に行こうかな。

私は自分の唯一の居場所でもある部室に行く。

「あっ、冬華ちゃん帰ってきたー!おつかれー」

結斗は悠々と声をかける。

「えっ?しってるの?じゃあ好都合。私には近づかないで」

この人たちを冷たくあしらったら居なくなってくれるはず。

私が誘ったのに、こんなことになってごめん。

でも、みんなが龍殿に裏切者と思われないように。

突き放さなきゃ。