ケータイ小説 野いちご

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学校一の人気者に告白されました

人気者は大変なんです

「陽向ーっ、こっち!」



「陽向くーん、絶対うちのクラス見に来てよね。待ってる」



「昼前に1回戻って来てくれ!集客担当頼むっ」



今日は学園祭当日。



学校一の人気者、陽向くんはあちこちから声をかけられている。



「俺の体はひとつだって、あいつらわかってんのかなー」



困った顔をしながらも、そんなに嫌そうじゃない。



「いいよねー、需要のある人は」



「嫌味か?千衣のためにスケジュール空けてんのに。そーいうこと言うのかっ」



軽く抱きしめられ、慌ててその腕をすり抜ける。



「忙しいならいいよ。あたしもクラスのお手伝いがあるし」



「ちっ、逃げるのうまくなったよなー。カフェだけなら人足りてるだろ」



最近、陽向くんの抱きつきからうまく逃げてる。



そうじゃないと、ことあるごとに抱きしめてこようとするから。




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