文化祭から1週間が経った。


それからというもの、私が想像していたより私の人気が落ちることはなかった。


なんか今では自分が美人だとわかってて天然を演じていたから【小悪魔】と言われ、男女共に悪く言われることは今もほとんどない。


だからそこまで心配する必要はなかったんだ。


まあでも、もしかしたら彼のおかげかもしれない。


あまりにも彼のインパクトが強すぎて私の悪い印象が薄れたって可能性もある。


その彼とはもちろん………


「美桜、おはよう。
今日も美しいね、大好きだよ。」


仁くんだ。