これは私(ひなこ)があるひとりの先生(田中先生 )に恋した話。





たくさんのいい友達に恵まれ、部活に明け暮れていた高校一年生。

部活終わりの部室や帰り道で話すことは決まって今日授業であった面白いことや恋愛の話。

そこで毎日のように名前が出てきていたのが田中先生(この時23歳)だった。

何人かの友達は田中先生に授業を教わっていた。

しかし、私は教わっていなかったため、顔もよく知らない。

田中先生に授業を教わっている皆は、ほんとイケメン、かっこよすぎ、などとずっと言っていた。

全然わからない私は、「へー、そんなにイケメンなんだ」としか言うことができなかった。