放課後の静かな教室に、先生と私だけの…。

「さぁ!始めますよっ!運命についての授業です!…ちなみに、眼鏡も持ってきました!…どうです?似合いますか?」
「…似合わなくもないと思うよ。じゃあ、始めてくれ。」
「はい!では、まず…私と先生との出会いについて。私がこの高校を選んで入ったのも、先生がこの高校の先生なのも、私の担任になったことも全て運命なんです!わかります?これは偽の偶然ではありません!本当に本当の偶然なので、これを運命と呼ぶことができます!…私は、運命は自分で決めるものだと言いました。それにはちゃんと意味があります。…重い話になるかもですが、今までの私の人生においての運命は悪いものばかりでした。信じていた人に裏切られたり、いじめられたり…それ以外にもありますが、とにかく不幸な運命ばかりで…正直、死にたいとも考えていました。でも、それでも将来に夢と希望をもって生きることを選んだんです。…この選択が正しかったと、私はこの春思いました。生きてて良かったと先生のおかげで思えたんです!…運命にも色々ありますが、今まで不幸だった分、幸福への運命がこのタイミングできたんです。…偶然を運命と言うのなら、これは紛れもなく運命なんです。…ということでですね!私と結婚を前提にお付き合いしてください!」
「…まぁ、言いたいことはわかった。…いつものあのテンションで、不幸なことがあったようには感じなかったから意外だった。…二宮花子、お前はいつの日かと言っているが、そのいつの日かとやらまで俺のことを好きでいられるか?」
「勿論!ずーーっと、好きです!大好きです!愛してます!」
「…ではこうしよう。卒業するまで俺のことを好きでいることが出来たら、お望み通りに俺の彼女のちに嫁にしてやる。精々、三年間片思いを頑張るんだな。」
「はい!ありがとうございますっ!三年くらい、ちょちょいのちょいで終わりますから余裕です!…でも、先生が私のことを好きじゃないと何の意味もありません…。」
「そうだな。三年間で俺を惚れさせるしかないな。ふっ、頑張れよ。」
「惚れさせる……よーし、頑張ります!」


二宮花子、お前はどうやって俺を惚れさせるのかな…?