総「…き」



あー宮野の声がする…。なんで私の部屋に宮野がいるんだろ…



総「起きろ美月っ!」



ーガバッー



美「教室じゃん!!」



総「お前、昼飯も食わねぇでずっと寝てたんじゃねぇだろうな?もう放課後。みんな下校してたった」



ホウカゴ?…え…。



美「えぇ?!!まじで?!」



総「あぁ。現に教室に誰もいねぇだろうが」



美「あー、ほんとだ」



私引っ越しの準備であんま寝てないからかな?



美「あ、でもわざわざ宮野が起こしてくれるなんてね」




総「…外に黄平の総長来てっぞ」



美「ぁぁぁ!!!忘れてたァァ!!やっべぇ!…つーかよく分かったよね!!」



総「南が、オレに美月を起こしてくれってわざわざ頼みに来たんだ。お前が寝てるの、見たんだろ」



そっか。南がか…。



総「それにしても、大丈夫なのかぁ?お前…」



宮野が私の机の上の落書きを見ながらいった。