あるところに、赤ずきんと呼ばれる女の子がいました。



父親譲りの赤い髪と聡明で目を引く美しい容貌から、高嶺の花として羨望の眼差しを浴びていました。



しかし、彼女は自分の見た目に酷くコンプレックスを抱いていていたのです。



いくら高嶺の花と言っても、それをよく思わない嫉妬の深い魔女がいました。



魔女達はどうしたら彼女に危害を加えられるかいろいろな事を試しました。



そんな彼女はいつしか心が荒み、誰も信用しなくなってしまったのです。



はたして彼女が救われることはあるのでしょうかーー