ケータイ小説 野いちご

彼氏売買所

罪悪感

真由は『告白を断るくらいなら、絶対に付き合って《彼氏販売所》に連れて行く』と、断言していた。


あたしは自分のベッドにゴロンと横になり、今日の出来事を思い出していた。


今日1日で、たった数時間で大金を手に入れたけれど、その実感はまだなかった。


10万円なんて、あたしたち高校生が稼ごうと思ったら放課後や休みの日をすべてバイトに費やさないといけない。


それが、たったあれだけで手に入ったんだ。


そう思うと、嬉しいと感じる前に恐怖を感じた。


《彼氏売買所》なんて、そんな怪しい所、もう2度と行かない方がいい。


あたしはそう思い、きつく目を閉じたのだった。

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