ケータイ小説 野いちご

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苺タルトのような甘い恋をしよう。

ケーキ屋さん


ケーキ屋さんの
店内へ入っていった。



カランカランカラン…




店内には
予約のケーキを
受け取りにきている人や

カップルで
ケーキを買いに
きている人ばかり。

私みたいな
一人クリスマスの
お客さんはいないようだった。




ちょっと
恥ずかしい気がして
少しうつ向きながら
ケーキが並ぶ棚を
端からみていった。








ケーキを見ていると…

「いらっしゃいませ」

と、明るい挨拶する店員さん。



私は孝臣くんの声だと
分かって顔を上げた。


「あ、愛奈ちゃん。
いらっしゃい。」
 

私を見るなり、

孝臣くんは、
笑顔で私に
また挨拶した。



その笑顔を見たら
何故か急に
涙がこみ上げてきた。




涙を流さないよう
ぐっと堪えながら


「今日…何時まで?」


思わず私は 
孝臣くんに
聞いてしまった。


「あと、30分で上がりだよ。」


「そっか。」



「このあと、
向かいのカフェで
待っててくれる?」



「え?…うん。
ケーキ買ったら待ってるね。」


バイト上がりの時間を
聞いただけなのに

そう言ってくれた。




ケーキを
沢山買って店をでた。

そして
向かいのカフェで
孝臣くんを待つことにした。




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