しばらくして、立てるようになって。




「なにを、したら、いいですか、」




ケータイでパズルゲームを始めた上月くんに近づく。



「なにして楽しませてくれるの?委員長さん」



質問に質問で返してくる。



しかも嫌味たっぷりに。



「わ、私に出来ることならなんでも、っ!」




思わず大きく出てしまった。



数分前の自分を張り倒したい。




へぇ、と小馬鹿にしたように笑う上月くん。




普段はこんなじゃなくて、もっとこう、温厚で ……… 。




今の上月くんを見ていると、それすらも嘘に思えてしまうけれど。




しばらく考える素振りを見せて、上月くんはじゃあさ、と言葉を続けた。




「彼女になってよ。」



「 ……… は?」




思わず間抜けな声が出た。



でも、無理はない、





だって、今の流れからどうやって彼女になってよになるの?




「頭、おかしい、」



「なに?なんでもするんでしょ?」




そうだけど、でも