俺様強引クソ野郎に連れてこられたのは2階。


2階にある1部屋に案内されると、中に瀬山龍騎とさっきの二人のヤンキーがソファに座って優雅にコーヒー飲んでた。


「やっぱ近くで見ると可愛いわぁ」


可愛いことは言われなくても知ってる。


だってそれを武器にしてきたこともあるもん。


「ここ座りなよ、かわいこちゃん」


チャラい奴にポンポンっとソファを叩かれる。


「そこは俺の場所だ。お前はこっちだ」


指定席とかあるのね。


そんなの知ったこっちゃない。


私は茅ヶ崎渚の言いなりになるのが癪に障るから、茅ヶ崎渚の指定席らしき席にドスンと座る。


隣が瀬山龍騎。


向かいがチャラ男。


チャラ男の隣がさっきから無口な根暗。