翌朝

珍しく龍が先に目覚める。
龍の腕に頭を乗せて、寄り添うように身を寄せて、少し丸まって寝ている愛しい彼女。
首元には自分があげたネックレス。華奢な小指にはピンキーリング。
自分はこんなにも独占欲が強く、こんなにも愛しく想える女が出来るなんて、思ってなかったなと思う。


自分の首元には彼女がくれたネックレス。
女に守って貰うなんて考えたこともなかった。

(やっぱコイツ以外何もいらねー。今日からコイツと一緒に住めるんだな。


あの事を知ったら・・・コイツ喜ぶかな。)