〈橋本 和也side〉 あぁ、本当に心臓に悪い。 ちーちゃんはいつも無意識的に俺の心を乱してくる。 今日の5時間目の時。 授業を受けていたら隣の席から視線を感じた。 それは見なくても誰なのかわかった。 ちーちゃんだ。 俺が気づいていないとでも思っているのか。 本当は今すぐちーちゃんの方を見たいけど我慢する。 感情を抑えるために。 その時にふと思いつきで紙に『こっち見すぎ』と書いてちーちゃんの席に投げ入れる。