ケータイ小説 野いちご

きづいたら「はつ恋」

はつ恋が
発芽

クラスメイト....のはずだった。

私は、小学校の頃、女子が苦手で、グループに入るのが難しかった。

仲のいい女子も、二人だけ。

でも、その二人は、あるグループに入っているから、あまり仲良くできない。

だれでも、そういう気難しい年は、ある。

女子とかかわれなかった。

だからよく男子と一緒にいた。

一緒にいたおかげで、いろんな人の噂を聞いた。

このクラス...いや、私は、同学年全員の好きな人を知っている。

男子には、よく、
「お前の情報膜、クモの巣かよ。」
とか言われた。

けど気にしない。

これのおかげで、たくさんの人とかかわれる機会が増えるし。

だけど、1人だけ。

たった、1人だけ好きな人がわからない人がいた。

それは、クラスで1番、優しく、賢く、運動もでき、可愛く、かっこいい、そして、面白い。

まるでマンガに書いたような人物。

それが、坪内 秀(つぼうち しゅう)。

学年1の..いや、学校1~2位の人気者である。

まぁ、秀とは、幼馴染だから、よく知っているが、好きな人だけは、聞いたことも、話題にしたこともなかった。

だから、ある日の帰り道、聞いてみた。

「ねぇ..秀。好きな人っている?」

何故か、この質問をした時に、胸が、チクチクした。

そしてなんでか、いませんようにっと願っていた。

「いるよ」

心が波打った。

不安になった。

胸が、心が、苦しくなった。

そして恐る恐る、聞いてみた

「だ..れ.?」

「それは....」

「あらー。秀ちゃんと桜那ちゃん帰ってたの?桜那ちゃんいらっしゃい。ちょうどケーキが焼けたのよ。」

「あ...じゃあ、いただきます。」

この時、秀が好きな人をいう前に、秀ママが入ってきたことに、ホッとした。

それと、残念とも感じた。

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