ケータイ小説 野いちご

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中島くん、わざとでしょ

悪魔








中島くんの言ってた「明日」はすぐにやってきた。
今日は金曜日。
週で一番がんばれる日。


しかも、生理は2日目なのに、不思議とお腹は痛くないし、金曜日の授業は楽なのばっかりで、さらに5限目はロングホームルームの時間だし。


明日は休み。明後日も休み。
どこまででもがんばれる気がした。




浮足立った気分で外を眺めてたら、




「はのんー、今日楽しみだね」


って、ミカちゃんが話しかけてきて。


あれ、今日の放課後、遊ぶ約束とかしてたかな?なんて思ったら。




「席替え〜。近くになれるといいね」


ほっぺたに両手をついて、ご機嫌そうに体を揺らす。




「えっ、席替え?」

「だって今日、月始めじゃん」

「……あっ」



そうだそうだ。すっかり忘れてた。
てことは、今日のロングホームは席替え。



今の席は、窓側でグラウンドの景色が見えるのがいいところ。変わらなくてもいいなって思うけど、席替えって聞くとワクワクせずにはいられない。



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