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『捨てて』と言われても、まだ使えるものをゴミ箱にいれるのは躊躇われる。
煙草は間違っても私が吸うことはないけど、箱を開けてみたらまだ8本も残っていたから、なんとなく家の机の引きだしに仕舞った。
お母さんに見つかったらなんと言われるかわからない。
私が吸うわけはないって信じてくれるといいけど。
そしてライター。
これも、普通に生活していたらめったに使うものじゃない。
そして中に入ってる液体みたいなものも残り少なくて、使用価値はほとんどないって判断できたけど。
捨てられなかったのは、パッケージにうさぎの可愛いキャラクターがデザインされていたから。
渡されたときは気づかなかった。
こんなに可愛いライターもあるんだって驚いた。
色も薄ピンク。
女の子にプレゼントしてもらったものかもしれない。