ケータイ小説 野いちご

中島くん、わざとでしょ

不機嫌







金曜日。


お昼休みに、生徒会役員が急遽職員室に呼び出された。
何事かと思って行ってみれば、今年の文化祭についての話らしく。




「一般公開を中止するということですね。わかりました」



気難しい顔をしている先生に、遼くんが冷静に返した。


どうやら西高はあまりに素行が悪く、毎年他校と揉め事をおこしたりなどの不祥事が絶えないため、今年の文化祭は一般の立ち入りを制限するということらしい。




「それともう一つ。 今年の文化祭からは、文化委員じゃなく、生徒会に運営を頼みたい」



遼くんは特に表情を変えることなくうなずき、最後に私メンバーを見渡して無言の同意を得ると「失礼します」と頭を下げた。



職員室を出ると、メンバーが各々口を開く。




「ったく。オレたちの仕事増やすなっての」

「けど一般公開廃止されてよかったわ。 揉めごとは全部、生徒会の責任になっからよ」

「去年負傷者何人出たんだっけ」

「少なくとも両手に収まんねぇ数だ」


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