ケータイ小説 野いちご

【完】今日も明日も、俺はキミを好きになる。

第2章◇幼なじみと偽彼
「簡単に気を許すなよ」







未紘は、昔はよく笑う子だったと母は言う。


変わってる子だけど、小さなことにもけたけた笑うから、つられてこっちまで笑っちゃうのって。


そんな話を聞くたびに、小さい頃の自分が羨ましく、そして恨めしく感じる。


今の私は、感情を解放する方法を忘れてしまったから。

歌声と一緒に、体の中に閉じこもってしまったみたいに。






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