僕の字は、良いように言えば独特で、



僕、思うんだ。



きっと読めるのは君しかいないって。



だって初めて見る人は絶対読めないし
佐藤先生においてはもう2年一緒なのに未だに僕の書く『こ』を『て』に間違えるんだよ?




でも、君は初めての時も、今も、

その綺麗な瞳を休めることなく動かして、ただひたすら、僕の字を写してた。