最高の笑顔と一緒に…。

いつだって、大好きなあの人へときびりのヤツを作ってあげたい!って、思うんだ。





「…はぁー。まだ、かなぁ?」



学園No.1の人気者。
そんな彼女を、放課後ひたすら待って。



待って、待って、…待って。


「ごめんね!お待たせ!」

「ううん。大丈夫、って…」



やっと二人きりになれたと思ったのに。


ガサリ


と、

後ろ手にして持っている、山ほどのお菓子が入った紙袋に、それまでの熱が一気に下がった気が…した。