「ねぇ。恵梨香って終くんのこと好きなの?」

「は!?」

親友の渡辺霧に突然突拍子な質問をされ私は、全力で否定した。

「何言ってるの?私が?終のことを好き?そんなことあるわけないじゃん!!」

私は、大爆笑しながら言った。

「だって、二人とも幼馴染なんでしょ?恋ぐらい芽生えたって……!」

私は、霧の肩を思いっきり掴み笑いをこらえながら言った。

「確かにあいつとは小さい頃から顔見知りだし、ただの腐れ縁だよ!ただの友人Aって感じかな!」

「そっか。それ聞けて安心した…。」

「ん?安心?」

霧の言った言葉に私は引っかかった。

「あっ……!!な…なんでもないよ……!!」

霧は、その場を去ろうとしたので私を霧の手を掴んだ。

「大丈夫!誰にも言いふらさないから、この私に話してごらん!!」

「うっ……!は…はい……!」

そう言い、私は霧の話を聞いた。

「あのね…私終くんのことが好き…なの。」

「……。!?!?!?!?えーーーーーー!!!!」

私は、頭の興奮メーターが限界を超え大きな声を出してしまった。

「しーーーー!!!恵梨香声でかい!!」

私は、口を押え再び椅子に着席した。

「どうして!?どうして、好きという感情が!?」

すると、霧は顔を真っ赤にしながら話の続きをした。