夏休みが終わり今日から学校今日はいつもより早く目覚めた。
「はぁ〜もうちょっと休みが欲しかったな〜」
ため息をついたあと制服に着替え、朝ご飯まで時間があるからテレビを付けた。
「あら、裕貴おはよう!今日は早いわね」
この人は僕の母親 海道弘美(かいどうひろみ)40代ぐらいの年だが20代ぐらい見える美人母親である。性格は厳しい時は厳しいが天然な所がありそのせいか僕まで抜けてることが多い、つまり遺伝である。僕にとってはいい迷惑だ。
「おはよう〜なんか今日は早く目覚めちゃた」
「あらそう、いつもこの位に起きてくれれば良いのに〜」
「そりゃどうもすいません」
「朝ご飯出来たわよ」
「はーい、いただきます!」
朝ご飯を終えたら支度をし家を出た。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい〜」
数分歩くと後から聞き覚えのある声が聞こえた。
「おーい!裕貴〜!」
「おー!海人!おはよう!久しぶりだね」
「あ〜そうだなこの間海に行った以来だな」
この髪がはねててヤンキーぽくて制服もだらしない男は山中海人(やまなかかいと)僕の幼なじみである。
「元気だったか?」
「元気も何もピンピンしてたよ!」
「どうせ、また女子をナンパしてたんだろ?」
「げ!なんでわかったんだ!」
そう、こいつはナンパ魔である。いつも学校や外でどこかに遊びに行った時に女子にナンパしてるのだ。この間海に行った時も女子にナンパしてた。それでいつも担任の先生や親に怒られてる。それでもなおナンパをする。
「お前のことならお見通しだよ」
「いや〜ん、なにそれ俺に気があるの?付き合っちゃう?」
「嫌だわ!気持ち悪い!」
「冗談だよ♪冗談♪」
「お前さぁ本当飽きないよな〜、夏休み前なる前も学校でナンパして先生に怒られたばっかじゃん」
「いいのいいの!これが俺の趣味だから♪」
「どんな趣味だよ!」
本当こいつはいい性格してるよ。それにしてもいつからナンパ魔になったんだろう・・・
「う〜ん分からん」
「うん?なんか行った?裕貴」
「なんでもない!」
「?まぁいいや、それよりもお前彼女は出来たか?」
「はぁ!出来るわけないだろ!それに僕はもう恋愛はしたくないの!」
僕は恋愛嫌いというかトラウマなのだ。中学生の頃好きな子に告白してフラれた次の日に同級生が昨日告白したことを耳にしたらしくそれをネタに僕をいじめてきたのだ。そのせいで僕は恋愛がトラウマになってしまったのだ。
「お前だって知ってるだろう?中学生の時告白したことをネタにいじめられてたの」
「確かにあれは本当は悲惨だった」
「まぁでもお前はそんな僕も守ってくれたことあった。それは本当ありがとう」
海人はいつも小さい頃から弱い僕を守ってくれた。いじめられた時もいじめてきたやつを海人は殴って守ってくれた。まぁ先生には怒られたけどグチ一つも言わないで罰も受けた。海人は僕にとって1番の親友である。
「良いよ良いよ!なんせお前は俺の心の友だからな♪」
「どこぞのアニメのガキ大将か」
「ははは!そうかも!でもさぁ昔のことなんて忘れなよ」
「嫌だ!もう恋愛はしたくないの!あと時みたいになるかもしれないから!」
「はぁ〜、頭が固い奴だな〜もしかしたらお前が好きになってくれる子がいるかもしれないじゃん」
「いやいやいやいやないないない、いい!女子はイケメンで心やさしいやつが好みの!」
「んなわけないだろ!いいか女子が求めてるのはなハートだよ!ハート!」
「ハート??」
「そうそう!ハート!顔なんて関係ないの!心が広いやつが好きなんだよ!」
「本当かそれ??」
「本当本当!」
所々疑問に想いながら歩いてたら僕らが通ってる高校
幸葉高校に着いた。