僕は高校からは少し離れた桜ヶ丘という場所に建てられたある場所へと向かっていた。


「なんだよ、なんだよこれ..っ..!」


そう言いながら風を切るように走っていた。


猫の首輪に巻き付かれた小さな、小さな手紙があった。


その手紙の内容はこうだった。