皆さん。おはようございます。
私、春川燈花は花の女子高校生生活最初の一発目から寝坊をかましてしまいました。
あっちゃー。なんてこった。
ということで、ギリギリ電車にのれて一安心しているところでございます。
「燈花、おはよー!今日も可愛い!」
毎朝電車の中で待ち合わせしてるのは、小学校からの親友の霧雨みはや。
みはやは制服のリボンをネクタイにして男子っぽく着こなしている。
「みはやー!今日一発目から寝坊しちゃった。」
私はてへぺろ、と笑って頭をかいた。
私はブラウスの上からセーターを着てパーカーを着ている。
お気づきの方もいるかもしれないが、私たちの通う高校は基本的に何か1つ制服を着ればあとは自由。とっても生徒思いの高校として有名。
みはやと通学路で話しながら学校に到着。
今日から素敵な高校生lifeです。
学校の校門にはすでに大勢の人がいて掲示板に張り出されたクラス分けを見て色んな表情をしている。
私は身長が高い方ではないから、身長が高いみはやにクラスを見てきてもらった。
あ、帰ってきた。なんか嬉しそう。
「燈花ー!やったね、同じクラスだよ!」
「やったあ!みはや、楽しい学校生活になりそうだね。」
「よう燈花、みはや。なんか久しぶりって感じしねーな。」
うげ。こいつは私が幼稚園に通うときから今まで一緒の鈴宮天音。
名字に「鈴」がつくからみんなにはりんって呼ばれてる。
「あー、りんじゃん。おひさー!何組だった?」
「俺は2組だけど?」
「じゃあ、同じじゃん!」
うえええ。天音とも一緒。天音は何かとよく一緒のクラスになるんだよなあ。
「ねえ燈花、知ってる?この高校3年間クラス代わんないんだって。」
え。みはやはいいけど、天音・・・。
天音は幼稚園のころからとてもモテた。童顔で守ってあげたいキャラで人気なのだ。
でも、天音はそれがイヤらしく、大人になりたいと言って特攻服のような長い上着を年中着ている。
で、なぜかお揃いのパーカー。
ほんと、なんでやねんっ。
「りん。燈花と3年間一緒だってよ。」
「うっせえ、バカ。」
え?そこでなぜ私の名前が出てくるんだ?
「まあまあ、落ち着いて。教室行くぞー。」
2人をなだめて教室へ行った。このクラスは大波乱の予感。
「燈花ぁ。入学式はイケメンを見つけるチャンスだよ!」
みはや、元気良すぎ。そんなイケメンいるわけ・・・。
「いたああああああ!」
んえええええええ。ってか、めっちゃ恰好ヤンキーじゃん。あれ同じ学年なのかなあ。天音と同じ大人になれない君ね。
「それでは生徒会長の話です。風原黒羽さん、お願いします。」
はい、と言って立ち上がったのはあのヤンキーさん。せ、生徒会長・・・・
「黒羽だ。」隣の天音が言った。まさか身長順でまたまた隣なんてありえん。
「天音、あの人と知り合い?」
「おう。俺の親友ちゃんよ。」
うわー。生徒会長を親友呼びとは末おそろしいやつ。見た目はヤンキーなのに、話の内容はとても素晴らしかった。ブラボー。
「みはや、あの生徒会長さん天音の友達だって。」
「ええ!りんのとこ行ってこよ!」
みはや、行動はやいなあ。天音、めっちゃ困ってるし。
「はい、座れー。HRはじめるぞー。」
HRってなんか高校生らしいなあ。高校生になったって実感をしみじみと感じるなあ。
「えーっと、1の2の担任の新ケ江だ。よろしく。んでさっそくだが、今から学級委員を男女1人ずつ決めるぞ。誰かやりたい奴いるかー?」
あっ、私やりたい。
手をあげると、天音も手を挙げていた。
「それじゃあ、春川と鈴宮よろしくなー。」
天音となってしまった。ん?みはやのニヤニヤが気になるなあ。
「ところで、みんなはプリクラって知ってるか?」
プリクラ?機械??教室がザワザワする。
「はい、静かに。プリクラとはプリンセスクラブ。学校の様々なところでいろいろと優待されるんだ。それで、このクラスに1人プリクラがいます。」
へえー。誰だろ。まあ、私には関係ないし。
「先生、それで誰なんですか?」
天音が聞いた。天音も気になるんだ。
「あ、えーっと、春川燈花。春川ー?お前だ。」
私の耳がおかしいのかな。ちょっと耳の病院行ってきますね。
「おい、燈花。お前、そんな奴だったっけ。」
うっさい、バカ!もう。
「燈花ー!私は絶対燈花だと思ってた!」
いやいやいやいや。みはやのほうが可愛いから。みはやあ、変わってよお・・・。
「ということで、学級委員あとはよろしくー。」
えっと。まずひとつ言えることは。
とりあえず、詰みました。
私、春川燈花は花の女子高校生生活最初の一発目から寝坊をかましてしまいました。
あっちゃー。なんてこった。
ということで、ギリギリ電車にのれて一安心しているところでございます。
「燈花、おはよー!今日も可愛い!」
毎朝電車の中で待ち合わせしてるのは、小学校からの親友の霧雨みはや。
みはやは制服のリボンをネクタイにして男子っぽく着こなしている。
「みはやー!今日一発目から寝坊しちゃった。」
私はてへぺろ、と笑って頭をかいた。
私はブラウスの上からセーターを着てパーカーを着ている。
お気づきの方もいるかもしれないが、私たちの通う高校は基本的に何か1つ制服を着ればあとは自由。とっても生徒思いの高校として有名。
みはやと通学路で話しながら学校に到着。
今日から素敵な高校生lifeです。
学校の校門にはすでに大勢の人がいて掲示板に張り出されたクラス分けを見て色んな表情をしている。
私は身長が高い方ではないから、身長が高いみはやにクラスを見てきてもらった。
あ、帰ってきた。なんか嬉しそう。
「燈花ー!やったね、同じクラスだよ!」
「やったあ!みはや、楽しい学校生活になりそうだね。」
「よう燈花、みはや。なんか久しぶりって感じしねーな。」
うげ。こいつは私が幼稚園に通うときから今まで一緒の鈴宮天音。
名字に「鈴」がつくからみんなにはりんって呼ばれてる。
「あー、りんじゃん。おひさー!何組だった?」
「俺は2組だけど?」
「じゃあ、同じじゃん!」
うえええ。天音とも一緒。天音は何かとよく一緒のクラスになるんだよなあ。
「ねえ燈花、知ってる?この高校3年間クラス代わんないんだって。」
え。みはやはいいけど、天音・・・。
天音は幼稚園のころからとてもモテた。童顔で守ってあげたいキャラで人気なのだ。
でも、天音はそれがイヤらしく、大人になりたいと言って特攻服のような長い上着を年中着ている。
で、なぜかお揃いのパーカー。
ほんと、なんでやねんっ。
「りん。燈花と3年間一緒だってよ。」
「うっせえ、バカ。」
え?そこでなぜ私の名前が出てくるんだ?
「まあまあ、落ち着いて。教室行くぞー。」
2人をなだめて教室へ行った。このクラスは大波乱の予感。
「燈花ぁ。入学式はイケメンを見つけるチャンスだよ!」
みはや、元気良すぎ。そんなイケメンいるわけ・・・。
「いたああああああ!」
んえええええええ。ってか、めっちゃ恰好ヤンキーじゃん。あれ同じ学年なのかなあ。天音と同じ大人になれない君ね。
「それでは生徒会長の話です。風原黒羽さん、お願いします。」
はい、と言って立ち上がったのはあのヤンキーさん。せ、生徒会長・・・・
「黒羽だ。」隣の天音が言った。まさか身長順でまたまた隣なんてありえん。
「天音、あの人と知り合い?」
「おう。俺の親友ちゃんよ。」
うわー。生徒会長を親友呼びとは末おそろしいやつ。見た目はヤンキーなのに、話の内容はとても素晴らしかった。ブラボー。
「みはや、あの生徒会長さん天音の友達だって。」
「ええ!りんのとこ行ってこよ!」
みはや、行動はやいなあ。天音、めっちゃ困ってるし。
「はい、座れー。HRはじめるぞー。」
HRってなんか高校生らしいなあ。高校生になったって実感をしみじみと感じるなあ。
「えーっと、1の2の担任の新ケ江だ。よろしく。んでさっそくだが、今から学級委員を男女1人ずつ決めるぞ。誰かやりたい奴いるかー?」
あっ、私やりたい。
手をあげると、天音も手を挙げていた。
「それじゃあ、春川と鈴宮よろしくなー。」
天音となってしまった。ん?みはやのニヤニヤが気になるなあ。
「ところで、みんなはプリクラって知ってるか?」
プリクラ?機械??教室がザワザワする。
「はい、静かに。プリクラとはプリンセスクラブ。学校の様々なところでいろいろと優待されるんだ。それで、このクラスに1人プリクラがいます。」
へえー。誰だろ。まあ、私には関係ないし。
「先生、それで誰なんですか?」
天音が聞いた。天音も気になるんだ。
「あ、えーっと、春川燈花。春川ー?お前だ。」
私の耳がおかしいのかな。ちょっと耳の病院行ってきますね。
「おい、燈花。お前、そんな奴だったっけ。」
うっさい、バカ!もう。
「燈花ー!私は絶対燈花だと思ってた!」
いやいやいやいや。みはやのほうが可愛いから。みはやあ、変わってよお・・・。
「ということで、学級委員あとはよろしくー。」
えっと。まずひとつ言えることは。
とりあえず、詰みました。