『お前の涙は、俺がぬぐってあげるから。』


これで完結となります。

最後まで読んでいただき、本当にどうもありがとうございました!


このお話は、『それはきっと、君に恋をする奇跡。』(※以下、『それ君奇跡』)とつながりのある作品となります。
(もちろん、こちらのお話単体でも楽しんでいただけるように構成してあります)


『それ君奇跡』の書籍編集中に、遥輝のしっかり者で優しいその元を考えていくうちに、遥輝には泣き虫で甘えん坊な妹がいるような気がしてきて。

そちらに妹は出てこないのですが、そんな妹のお話が書きたくなり、その頃からお話のイメージを膨らませていました。


美紗の相手には、蒼と対照的な男の子を当ててみました。

蒼はどちらかと言うと分かりやすい性格ですが、凛太朗は一見何を考えているかわからないけれど、深い優しさをもって美紗を見守る…そんな男の子です。

美紗の性格を考えたら、そんな男の子がピッタリなんじゃないかなと思って。書いていくうちに、とっても好きなふたりになりました。


『それ君奇跡』は切ないお話でしたが、今回は、「切ない<胸キュン」を意識して書きました。
いかがだったでしょうか。一ヶ所でも胸キュンしてもらえたら嬉しく思います。

感想などありましたら、ぜひ聞かせてください(*^^*)



また、少しだけ登場した看護師の「五十嵐琴羽」は別作品『唇が、覚えてるから』の主人公になります。

いつか立派な看護師になって登場させたいと思ったのが、この作品で叶いました。



あまり長くしないつもりが、『それ君奇跡』よりも長くなってしまいましたが、こんなに長いお話にお付き合いくださり、本当に本当にありがとうございました。

この作品に出会ってくださり、心から感謝いたします。



2018/7/10  ゆいっと