ケータイ小説 野いちご

君が泣いたら、俺が守ってあげるから。

chapter two
優しさにキュン



翌日。


登校したあたしは、にぎわう教室でひとり席に座っていた。


ほとんどの子は席を立って、友達とのおしゃべりに忙しい。

あたしだって、いつもは伊織ちゃんとお喋りしているけど、今日は1時間目の英語の教科係りのため、職員室に行っていて不在。


なんだか、さみしいなぁ……。


中学まではそれは当たり前だったのに、今はなんだかさみしさを感じる。

友達ができると、ひとりってこんなにもさみしく感じるものなんだなぁ。


だからと言って、ほかの子の輪に入っていけるわけもなく。


自分の席について座っていると、今日は珍しく、まだチャイムまで10分以上もあるのに工藤くんと連れ立って久我くんが教室へ入ってきた。



──ドキッ。


思わず目をそらしてしまう。

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