ケータイ小説 野いちご

君が泣いたら、俺が守ってあげるから。

chapter two
とまらない想い



伊織ちゃんの様子が少しおかしいな、と感じたのはここ2、3日のこと。


後ろの席から眺める伊織ちゃんは、ぼーっと窓の外を見ていたり。


ふたりで一緒にいる時も、はーっ…と深くため息をついたり。


どうしたんだろう……。


伊織ちゃんからなにかを言ってくることはないけど、友達として気になる。


思い切って聞いてみることにした。



「伊織ちゃん、最近なにかあった?」


「っ!」



ギクッとする伊織ちゃんは分かりやすい。


伊織ちゃんて、絶対に隠し事が出来ないタイプだよね。

そんな素直なところも大好き。



「あたしでよかったら、相談にのるよ」



伊織ちゃんの力になりたいから。


余計なお節介かな、とも思ったけど、伊織ちゃんは優しく微笑んでから口を開いた。



「実はね、郁人先輩に告白されたの……」


「ええっ……!………そっか……郁人先輩に……」


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