ケータイ小説 野いちご

君が泣いたら、俺が守ってあげるから。

chapter two
好きでいたいよ



「今日は席替えするぞー」



中間テストが終わった5月中旬。


HRの時間、担任の先生の一言で教室内はワッと盛り上がった。


今はまだ入学当初の座席。


出席番号順で並んでいるから、あたしは真ん中列の一番後ろの席。


気に入ってるから、席替えするのは気が進まないなぁ。


1ヶ月もすると、クラスの人のことが大体わかって来て、なんとなく合いそうな人、合わなそうな人……というものも見えてくる。


目立つグループの女の子たちは、クラスの男の子たちと遊びに行ったりもしているようで、度々そんな会話が聞こえてくる。


このクラスに一年間いても、あたしとは関わることのない人たちだろうな。


中学のときみたいに陰口を言われているわけじゃないけど、目立つ子たちにはどうしても苦手意識をもってしまう。

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