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(なんでなのよ!! なんでそんなに嫌なのよ!
あたしはただ、一緒に居たいだけなのにぃ…)



また優弥に怒鳴られ私から去っていった。



それが、どうしてなのか分からず納得できずにいた。



「!?」



苛立ちながら中庭に出ると、優弥と他の女と話している姿が目に入った。



「あの子」



また他の女が優弥に近づいている。



なんで近づいているの?



(あたしがいるのに、何が嫌なのよ)



あたしは優弥を独り占めしたくて、近付く女はすべて嫌がらせなどをして排除してきた。



あたしのものだと理解させたいから。



だけど、優弥はいつもあたしの前から居なくなろうとする。



どうしてなのか分からず、腹立って苛つく。



「………」



ふとその子はどこかで見覚えがある女の子だと気付く。



(確か、前にも優弥と話している所見かけたわ)



「まさか!?」



その瞬間、頭の中に与切った考えがぐわっと溢れ出て怒りがヒートアップした。



「あの子だったんだ。あの子が優弥をそそのかしたんだわ」



(絶対に許さない…)