久彦くんがココに住んで半年くらいたった




無事、久彦くんも就職先が決まり、

もう私たちは友達のように過ごしていた



「夕〜、自転車の鍵どこいったか知らねー?」



えー、知るわけないし


「だよなー
うーん、困った〜」


差しっぱなしなんじゃないの?


「あー、そうかも」


もー


「あー、あったあった!ありがと〜」


いえいえ〜


どっか行くの?


「あー…えっと、同僚と飲みに行く」



ふーん、行ってらっしゃい


「はーい」