ミーンミーン。 蝉の鳴き声が聞こえる。 時は過ぎて今は夏休み。 課題に追われる日々だ。 するとスマホが鳴った。 『美紅!一緒に課題やらない?』 亜衣からの連絡で私はすぐさま返事を送る。 『やるやる!じゃあ駅前のファミレスで!』 『了解!』 私は課題をカバンの中に入れ、部屋を飛び出す。 「亜衣と勉強しに行ってくるー」 「気をつけるのよー」 「はーい!」 私はお母さんに行き場所を伝え、家を出る。