ケータイ小説 野いちご

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天ヶ瀬くんは甘やかしてくれない。

天ヶ瀬くんと仮彼女。




いつも、いつも。

朝学校に来てから席について、必ず窓の外を見るのが習慣になったのはいつからだろう。


窓側の後ろから2番目。
ここがわたし浅葉ももの席だ。


高校2年になって2ヶ月ちょっとが過ぎて、初めての席替えでこの席を引き当てた。


ここの席はわたしにとって特等席。


なんでかって?


そこから外を見ると、登校してくる生徒たちがよく見える。


そこで、わたしはある人を探す。


どれだけたくさんの生徒がいても、彼ならすぐに見つけられる。


視線の先には


イヤホンをして、だるそうにゆったり歩く姿が特徴的な彼が見える。


その姿だけで絵になるのが


わたしがいつも見つめている彼。


天ヶ瀬佑月(あまがせ ゆづき)くん。


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