空を見上げた紫なのに赤っぽくずっとずっと上のほうは、青い…なぜだか不思議な気持ちに飲み込まれそうになる。(あぁ…あの空うちを飲みこんで跡形もなく消し去ってくれんかなぁ…)なんて考えながら海辺で少女は立ちすくむ。

「早く消してほしぃんけどな〜どっかおらんかな〜…おらんもんよなー」