ケータイ小説 野いちご

双子姉妹

放課後

その後、あたしたちはさっそく仮装担当の先生の元へ行っていた。


説明をして制服を借りてもいいか尋ねると、N女の評判を落とす事のないようなら大丈夫だと言ってもらえた。


仮装に使うのはスカートだけになりそうだから、そもそもN女のものだとは気が疲れないまま終わりそうだ。


「すごいね柚。今回は尊敬した」


すんなり話がまとまった後の教室であたしはそう言った。


「今回だけじゃなくて、ずっと尊敬してくれていいのに」


「調子に乗らないの」


千代が笑って柚をたしなめている。


その間、あたしはスマホを取り出していた。


さっそく小春ちゃんに連絡を入れるのだ。


《小春ちゃん、突然なんだけど制服を借りる事ってできないかな?


一週間後に体育祭があってそこで仮装をすることになったの。


N女の制服がピッタリなんだけど、どうかな?》

< 71/ 269 >