ケータイ小説 野いちご

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フェイス

決心する

学校では強気で彩羽にあんなことを言ったものの、本当は気になって仕方がなかった。


家に戻ったあたしは自室で鏡の前に立っていた。


写っているのは平凡な自分の顔。


目が彩羽くらい大きければ、鼻が梓くらい整っていれば。


自分の顔のパーツはどれも小さく、存在感がない。


薄っぺらい顔をしている。


見れば見るほど落ち込んできてしまって、あたしは鏡から離れた。


あたしが勇の隣を歩いている姿が想像できない。


だけど、梓と勇が2人で歩いている姿なら、安易に想像できてしまった。


あたしは強く左右に首を振り、その妄想をかき消した。


少しマイナス思考になっているみたいだ。

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