ケータイ小説 野いちご

フェイス

焦り

翌日、あたしと彩羽は食堂へ向かうため渡り廊下を歩いていた。


昼休みで廊下を行きかう生徒たちは沢山いる。


「あ、カナタ先輩だ」


彩羽が呟くようにそう言った。


視線を向けると、3年生の光岡カナタ先輩が歩いてくるのが見えた。


学校内で1番カッコいいと噂のカナタ先輩。


同年代や後輩のファンも多く、ちょっとしたアイドルだった。


だけど、カナタ先輩の隣にはいつも朝霧美春(アサギリ ミハル)先輩がいた。


美春先輩も学校内で1番の美少女と言われ、ファンが多い。


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