ケータイ小説 野いちご

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はじめまして、抱いてください。

第一夜

「なんでこの仕事はじめたの?」

私はそこそこいい暮らしをしてきた。
両親は健在だしどちらも自営業で会社を持ってるし高校まで何不自由なく過ごせた
そう、金銭面に関しては。

「なんでこの仕事続けてるの?」

確かに私の周りは借金返済のために働いてる人も子供を育てるために稼ぐシングルマザーだっているわ。でも私には返すものもなければ守るものもないのよ

「なんでこの仕事をやめないの?」

あなたみたいな空気の読めない発言しか出来ないモテない異性の相手をするのはきつくないと言えば嘘になるけどそれでも私はやめないしやめれないの

「なんでこの仕事…」

そう言い終わる前に半ば無理やり口を塞いだ
私の事を知らないで、私の事を考えないで
今私を抱いてるこの時間も家に帰る頃には忘れて
今日も私は仕事を全うする


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