ケータイ小説 野いちご

夜空の花が咲く頃に。

枯れゆく心



───遡ること1年前



星河 向日葵。16歳。高校1年生。


私は家族に見捨てられている。


『生きる権利なし』


3年前、急にお父さんにそう言われた。


お母さんも妹も、見て見ぬ振りだった。


それどころか、嗤っているように見えた。


あの日から私への虐待は始まった。


些細なことで妹と喧嘩をした時、


お父さんに私だけ呼び出され、


後ろから私の後頭部を何か硬い物で、


何度も殴られた。


血が出ても、その手を止めてはくれなかった。


体調が悪くていつもより長く寝ていた時も、


お母さんに「なぜ起きないんだ」と、


髪の毛を引っ張られベッドの柵に、


頭を何度も何度も打ち付けられた。


理由を話しても、やめてはくれなかった。


家族全員からの陰口も、


酷いものばかりだった。


それでも私は耐えた。


私には大切な親友が居るから。


何でも聞いてくれる、優しい瑛麗奈。



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