外、寒っ。


もうちょっとでクリスマスだしな。


本格的な冬の寒さが俺を襲う。


「…本当に着いてくるつもりですか?」

「あぁ、行くけど。」

「ハァ……もう勝手にしてください。」


ため息さえも白く染まっていた。


君を奪えるなら、手に入れられるなら。


悪役になってもいい。


非常識だと思われたって、しゃーないって言い聞かせてた。