この場所だけは深夜になっても賑やか。


キラキラとしたスパンコールのドレスが、あちらこちらで踊ってるよ。


「ふぅ…もうひと頑張り。」

「お。珍しく疲れてんのー?まだ客は帰してくんないよ?」

「分かってるよ、そんなこと!つーか、疲れねぇし。決めつけんな。」

「ふーん。顔が限界そうだけどね。」


俺の顔が限界…?


馬鹿言うなよ。


面白くないから、そういう冗談。


「大ちゃんこそ疲れてんじゃねぇの?」

「ぜんぜーん。俺はまだまだイケるよ!」

「どうだかな。」


年齢も年齢になってきてんのかな。


大ちゃんよりは俺の方が年齢上だし。


疲れやすい身体ってことは間違いない。


まぁー、普通の仕事よりはハードってことよ。