ケータイ小説 野いちご

血まみれ椿姫

花火

今日は三宅先輩の葬儀の日だが、学校では普通授業が行われていた。


俺は真っ白なノートに、夢で見た女の子を描いていた。


絵心のない俺が描くとチェンソーを持った棒人間になってしまい、すぐにそれを消した。


夢で見た女の子、どこかで見た事がある気がするんだよな……。


俺は近所に住んでいる子供たちの顔を思い出していた。


男の子たちとはあの公園で遊び相手になったりする時もあるけれど、女の子との接点は少ない。


俺は目を閉じ、眉間にシワを寄せて考えた。


近所の子、近所の子……。


夢に出て来た子と一致する顔はどうしても思い出せない。


もしかして俺の勘違いなんだろうか?


そう思った時、先生に問題を当てられて俺は慌てて立ち上がった。


やばい、何も聞いてなかった。


黒板の前まで移動したものの、目の前には解き方のわからない数式が書かれている。


俺は一緒に呼ばれた城をチラリと見た。

< 74/ 228 >