ケータイ小説 野いちご

血まみれ椿姫

共通点

衝撃的な噂話はどうやら本当だったらしい。


担任教師が深刻な表情で教室に入ってきて、昨晩起きた事件について説明をし始めたとき、教室内は今までにないくらい静かだった。


三宅先輩の死体を発見したのは俺たちの同級生であり、幼馴染でもある藤田という女子生徒だった。


近所に住む藤田は朝の早い時間愛犬の散歩に出かける。


今日もいつもと同じ時間に家を出て、近所をぐるっと回って帰って来る予定だったらしい。


散歩コースには大きな公園があり、いつもそこに立ち寄って少し犬を遊ばせるのだそうだ。


俺も、偶然早起きしてしまって外を見たときに、その光景は目にしたことがある。


女の子らしい藤田がジャージ姿で散歩をしていたから、こんな一面もあるんだと思ってよく覚えている。


そして、その時に三宅の死体を見つけたそうだ。


三宅の死体がどうなっていたのか正直気になったけれど、さすがにそこまでの情報は教えてくれなかった。


とにかく、午前中はマスコミやらなんやらの対応で授業所ではないらしく、自習という形になるようだった。

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