「今日はクラウンのオーディションだからね。」
「はいっ。」
最近の土日は私にとって休みじゃない。
毎週ファッション雑誌のオーディションに行っている。
今日のオーディションで三誌目だけど、この間の二誌の結果はまだ出てないんだよねぇ。
でも、一誌目に受けた雑誌は今ドキJKからの支持率No.1だからそんなすごい雑誌、絶対受かってないと思うんだ。
今日は書類審査を通ったコたちが集まっている第二次審査!
周りがみんなかわいくて、早くも自信を失いそう、、、うぅっ。
「それでは、番号1番の方から順に面接を始めます。」
係の女の人が出てきてこう言うと、部屋の緊張感が一気に高まるのを感じた。
ひぃっ。
あたりまえだけど、みんな必死だ!
わ、私もびくびくしてないでがんばんなきゃ!