ケータイ小説 野いちご

癒しの薬園と桃の王子様。 〜ハツコイ〜

第2章
そこはお茶処 仙樺堂




「週1で仙樺堂を夜開きたいです。」





以前から考えていたこと。1週間に一度、薬膳料理を提供できる場所を作りたい…そんなことを考えていた。だけどなかなか先生は納得なんてしてくれるはずもない。だけど、毎日頼み込み桃李さんも頼んでくれてやっと実現したのだ。

「…美空、お前がここに来た時は他人と極力関わりを持たないようにして当たり障りなく接し、好かれることも嫌われることなく浅い関係のままでいようとする。興味を持たれたり持ったりなんてしない。故に、守られようと図々しくなることもない。そんな奴だった。」

「だけど、今では自分から関わりに行こうとしている。それに誰かに言われたわけではない。自分の意思で俺にやりたいと言った。認めてやる。決めたからには責任持ってやれよ。…美空」



< 14/ 31 >