ママの話が終わった。

私は多分、ひどい顔になってると思う

そして、優輝でさえも、涙を堪えてる。

ママがそんな思いをして、私たちを産み、育ててくれたんだなって。

「ママ、産んで、育ててくれてありがと!」

どうしても、伝えたかった

「なによ!その結婚式のときの台詞!」

あ、そうなんだ。

これ、みんな、結婚式に言うんだぁ、、

「母さん、俺、中卒で、働く。」

え?

羅夢と、姫学行かなくていいの?

いや、ママのためだろうなぁ

「なに?働きたい仕事でもあるの?」

「いや、これから探す。」

ママを楽にさせてあげる方法。

私も働くべきだね!

「ねぇ、なんで働きたいの?」

「母さん、辛い思いばっかしてきて、俺、ちゃんと母さんになにもしてあげられてなくて。それが嫌だから。」

優輝、、

私こんな台詞言えないなぁ。

「じゃあ、ダメ。姫学行って、ちゃんと勉強しておいで!」

え?

「でも!」

「私は、優輝と愛叶に苦労ばっかさせて。これ以上、私のせいで2人の人生狂わせたくない!だから、自分のしたいこと、全力で頑張って?」

ママ。

私、こんなママになれるかな?

将来。

子供のことちゃんと考えて

「ママ、ありがとうね!」