「あ〜ぁすっかり里奈…いや野上さんかな?に騙されたなぁ」


もう私人を信じれないよ…沙月


ザァザァ音をたてながら木々達が揺れた


無意識に目を閉じたら


今は夏のはずが私の目の前には満開の桜が堂々と立っていた


「アンタ…誰…異人みたいな服どこで手に入れた?」


何処かから声がした


おかしく思い当たりを見回すが誰も居ない


「ここだよここ!」


やっぱり声がする


「ねぇ!何処に居るの?」


ムニュ


急にイケメンさんが私の目の前に現れ私の頬をつねった


「君は馬鹿なの?」


なんともこのイケメンさんは失礼だ!