そして、五分が経った頃。

カチャリと、隣の扉が開く音がした。桜が出たのかな?それとも愛梨?

「そろそろ私も行こっと! 」

ドアを開いてベッドルームへ出た。そこには、愛梨と花恋、そしてえりか。

「わ、友香の水着可愛い!」

「へっ?」

あ、そうか。タオルの上に置いてるんだっけ。

「ほんとね。私のとは大違いだわ」

「私のも、ちょっと違いますわね」

えりかと愛梨にじーーーっと見られる。桜だけ来てないのか。

「お待たせ」

かちゃっとドアが開いて桜が登場。

「よし、行こ」



「ほわわあぁぁぁああ」

「お、大っきい!」

「流石、国王様・・・・・・」

「あら、広いわね」

「すげーな」

「ここまで広いんですの?!」

感嘆の声を出しているのは、私と花恋、そして澪。

「さっさと入ろーぜ」

脱衣所の棚に水着とタオル、そしてヘアゴムを突っ込み、脱ぐ。